最近流行っています。ロジカルシンキング。
論理的な思考を身につけようなんて、よくよく研修なり書籍なりについているんですよね。
私の部下でも、飛びついているやつはいるわけですけども、ロジカルシンキングを学んで考え方が変わったというヤツはほとんどいないのです。
なのに、これからはロジカルシンキングを学ばないといけないんだ!とか言って、ひたすらに本を読む、研修に行きまくるのがいるわけで、どうしたもんかと。
というわけで、私の部下のなかにも多くのロジカルシンキング信者がいるわけですが、その方々が何故にロジカルシンキングが身につかない理由を考えました。
実際に論理的な考え方が出来る人は、「よーし、ここでロジカルシンキングを使っちゃうぞ♪」なんて考えません。
単純に物事を考えた結果が論理的になっているだけなのだと思います。
ロジカルシンキングは、話を上手に説明できる人、問題解決が上手い人の考え方を分析していったら、こんな考え方してましたよ。というものだと思います。
野球に例えると、イチローが何であんなにヒットを打てるかを分析して、球種の判断の仕方とか、バットの振り方とか、体重移動の仕方を解説したのと同じではないかと。
それらの解説を理解しただけで、イチローと同じようにヒットが打てるかっちゅう話ですよ。無理っしょ。
じゃぁ、どうすれば良いか?練習あるのみですよね?
イチローがどういう風にヒットを打っているかを頭で理解したあとは、ひたすら体に覚えさせる。
頭で考えているうちは身についていないということです。
結局ロジカルシンキングも同じで、ロジカルシンキングを意識しなくても論理的な考え方が出来るようになるまで練習するということが大事かと。
野球と違って練習方法が難しいですけど、何かを説明するとか、報告書を書くとか探せばいくつかあると思います。
スポーツと同じく、考え方もセンスが必要です。センスは人から教わるものではなく、自分で磨かないといけないんです。
ですから、本を読む、研修に行くのはほどほどにして、ガンガン練習をして、論理的な思考回路を磨いていきましょう。